「食べることは生きること?」
前号で著者は、「本棚づくり」を水路の中の小石と例えた。日常という水路の流れを止めていた小石が取り除かれ、一気に水が流れることで、彼女の生活は大きく変化し始める。――小石を拾って水路が流れるのを見届け、ふと顔をあげたところに聳え立つ、大きな山。今回のテーマは、生活改善の大本丸である「食」だ。
「食は時間を食うと思っていたが、その考え方こそが、私から時間を奪っていた。食は、与えることなのだ。自分に時間を」
生活は「幸福」が生まれる場所になり得る。――身動きがとれなくなっていた自身の生活を、少しずつ「自分にとって心地よい方へ」変えていく日々を綴ったZINE「私の生活改善運動」第3弾。
- 価格:600円
- 著 者 安達茉莉子
- 編 集 中岡祐介(三輪舎)
- 発行・制作 生活綴方出版部
- 文庫判/40ページ
- リソグラフ印刷・中綴じ
- 2021年7月末発行