第二号のテーマは「本棚を作る」。ふつう生活必需品とは言い難い本棚を買うのではなく、著者は自分の手で作ることを決意する。木工業の経験がある本屋・生活綴方店長の鈴木雅代さんに教えを請いながらホームセンターで木材を購入し、電動ドリルを初めて握る。苦難の末、出来上がった本棚は著者の部屋に、果たしてフィットするのだろうか……?
部屋、生活は「幸福」が生まれる場所になり得る。「どうせ死にゆくなら綺麗な部屋で豊かに死んでいきたい」と、知人が「生活改善運動」と称して始めた独自の運動に感化された著者が、自分の生活を少しずつ「自分にとって心地よい方へ」変えていく日々の記録、変化や心の動き、出会った人たちの生活の記録を綴る連載エッセイの第二号。
- 価格:600円
- 著:安達茉莉子
- 発行・印刷・製本:本屋・生活綴方
- リソグラフ印刷、文庫サイズ、本文40ページ