東京育ちの絵はんこ作家が、縁もゆかりもない岩手に移住した。コロナ禍で心もとなくなった収入。スローライフに憧れもなければ、田舎への耐性もない、ペーパードライバー。作家としても、ひとりの生活者としても暮らしやすく、息がしやすくなった岩手での生活についてはんことことばでつづったエッセイ。
書誌情報
- 価格 800円+税
- ページ数 56ページ
- 判型 文庫版
- 企画・編集 中岡祐介(三輪舎)
- 装丁 綴方装丁室
- 発行日 2023年5月21日
- 発行/印刷製本 生活綴方出版部
著者について
あまのさくや
絵はんこ作家、エッセイスト、チェコ親善アンバサダー。1985年、カリフォルニア州生まれ、東京育ち。青山学院大学卒業後、会社員を経て、絵はんこ作家に。著者に『32歳。いきなり介護がやってきた。—時をかける認知症の父と、がんの母と』(佼成出版社)、『チェコに学ぶ「作る」の魔力』(かもがわ出版)がある。現在は、岩手県・紫波町に移住し、「地域おこし協力隊」を兼務しながら、創作活動を続けている。