書店と冒険|荻田泰永
ーー元々、冒険研究所として人が集えるような場作りを求めた。しかし、事務所だと人が集う理由としては足りない。もっと不特定多数の人が、自由に出入りできるようにしたいという想い。休校措置で出会った子供たちが、この街のどこで文化 […]
ーー元々、冒険研究所として人が集えるような場作りを求めた。しかし、事務所だと人が集う理由としては足りない。もっと不特定多数の人が、自由に出入りできるようにしたいという想い。休校措置で出会った子供たちが、この街のどこで文化 […]
猫はうつくしい、かわいい、おもしろい……。すべてのポジティブな形容詞を与えても言い尽くせぬ魅力がある。猫は人生の余暇をすべて積み上げても語り尽くせぬ物語を日々創出している。ただ、ここ最近、誰も彼も、猫をあまりに褒めそやし […]
台所で、店先で、雑踏で、人と人の間でクミンシード。その匂いが呼吸とともにやってくると、ぼくの腹の底のほうで「生きてるぜい」という野太い声が響くのだ。 お調子者の装丁家が綴る、辛くも酸っぱいスパイスの記憶。レシピと付録のス […]
本を”独立”してつくるひとびとの生活 本の内容の話、本づくりの話は多々あれど、本をつくっているひとの生活についての話は意外と知られていない。そんなこと、ほんらい知る必要がないのだが、本のあちらがわにいる人は当たり前だけど […]
フツーの中学生、ジャグラーになって、世界へ。 ジャグリングのメディア「PONTE」編集長の青木直哉が、いかにして14歳でジャグリングを始め、また、なぜ世界のジャグリングシーンをその目で見ようと夢を膨らませたのか。ジャグリ […]
書店は、そして書店員は、そのまちの文化の担い手である。しかし、書店は続々閉店し、書店員は職場を失いつつある。職場が残っていたとしても生活するのにやっとの給与しか受け取れない。 長年の棚作りの経験に裏打ちされた技術をもつ熟 […]
構成 美味しいひとの話 1 COYAMA 奥真理子さん 洋菓子sinonoka 篠﨑大介さん・寿子さん あらく農園 三枝浜太郎さん 美味しいひとの話 2 漫画 ふしぎなミャンマー料理屋の思い出 小指 日記 反 […]
こないだ四〇歳になった。これまでの人生でもっといろんなしごとをしてこれたらよかったのに、とふと思った。人生だいたい八〇年として、あと半分しか時間がない。こういう動物に生まれてしまったからには世の中のできるだけ多くのものご […]
三輪舎より昨年末に刊行された絵本『海峡のまちのハリル』。企画から完成までにかかった年月はおよそ10年。師匠の絵本作家・小林豊さんとの出会い、イスタンブルへの遊学、画家になる夢の挫折……。絵本が出来上がるまでのできごとを、 […]
新潮新人賞出身の小説家である太田靖久・企画編集のインディペンデント文芸ZINE『ODD ZINE』のVOL.7を、本屋・生活綴方のリソグラフで特別版として刊行します。今号の特集は<作家たちの手書きメモ>で、創作構想時や取 […]