しゃにむに写真家/吉田亮人
亜紀書房

しゃにむに写真家/吉田亮人

通常価格 ¥1,600 ¥0 単価 あたり
教員として働くある日「仕事をこのまま続けるつもり?」という妻の一言で人生が一転、写真家を志すことになった吉田さん。 転職を考えたり、まず「写真家」になるなんて、まず「なりたい!」という自身の強い意思や憧れがあって、はじめて目指すものじゃないの?と思うけれど、吉田さんの場合はどれでもなかった…。 安定した公務員を辞め、おもしろい人生を歩め、と写真家になるようし向け、常にはっぱをかけ続ける妻と、それに体当たりで向かううちに、どこか自分の不甲斐無さを見つけ、結局いつも敗北を認めてしまう素直な性格の吉田さん。2人の攻防のくだりはおもしろくてやみつき。 ある程度の大人になると、知らないことを知らないと言えなかったり、キャリアがないことを恥ずかしがって挑戦するのに尻込みしたりする。だれもが「失敗しないように」と考えて動くけれど、吉田さんの実際に取った行動やそのときの心情を綴った言葉を読んでいると、そんなものは一瞬だけ考えて、あとはとにかく動くのみ!と思い知らされるのだ。 一緒にハラハラして、冷や汗をかいて、苦い思いもするけど、たくさんの人の優しさに気持ちがあたためられる。彼の性格は恵まれた才能のひとつだなぁと感じずにはいられない、30代のキラキラとした成長譚。 装丁は矢萩多聞さん、装画は丹野杏香さん、校正は牟田都子さん。

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