トークイベント「ガンになった編集者が、文章を綴るということ。」話し手:北尾修一(著者/百万年書房)|『自分思い上がってました日記』出版記念トークイベント

6月6日、ガン宣告されると同時に日記をスタート。家族以外の誰にもガンのことは打ち明けず、自分の感情と起きた出来事はすべて書くと決める。そうして8月21日の入院当日まで、毎日欠かさず彼は書き続けた。

その男、全身編集者・北尾修一。

朝のルーティンのランニングとビリーズブートキャンプ、その後しっかり風呂掃除もこなし、次々と届く原稿をチェックし、各地の書店に顔を出しつつ、打ち合わせと称して先々で食べ呑みに興じる。

  自分と百万年書房はしばらくこのまま続くと過信していた

普段と変わらぬ日常の中、病の宣告を受け手術の日へと向かう不安から、彼の心情は少しづつ変化する。

病院に行って話が聞くのが怖いとおののき、娘のさりげない優しさにしんみりとし、知人の死の知らせに呼吸が浅くなり、雨が降れば「空から水が降って来ている!」と自然の神秘に感動する。

読んでいて、不安がだんだんと乗り移ってくる。怖い。手術が怖い。そしてその日はどんどん迫る。そんな中で、すでにそれぞれ自分の時間で生活をするようになった家族の、気配が感じられる朝と夕の時間の場面では息を抜くことができた。淡々と生活を共にする家族の帰宅する物音や何気ない会話。

がんの宣告を受け「世界で一人ぼっちになってしまった」と思う日があれば、妻と娘、ふたりの気持ちをちゃんと想像しようと思い直す日もある。家族の気配を感じることで、心の揺らぎがリセットされるような、そんな気持ちになった。

面白くて一気読み。慮らずそう言いたい。

続きはまた書くのだろうか。この先が気になって仕方がない。(鈴木)

自分思い上がってました日記』出版記念トークイベントを開催します。

「ガンになった編集者が、文章を綴るということ。」

話し手:北尾修一(著者/百万年書房)

聞き手:中岡祐介(三輪舎)

イベント詳細

  • 日時 9/28(木)開場19:00 開演19:30 ~ 21:00
  • 場所 本屋・生活綴方(東急東横線・妙蓮寺駅徒歩2分)
  • 参加費 1800 円(現地参加・オンライン参加)※税抜
  • 定員 現地参加 15 人 / オンライン参加50人

当日19時移行にお申し込みいただいた方は配信用URLの送付が遅れる場合がございますので、お早めにお申し込みください。

オンライン配信について

  • 配信はvimeoよりおこないます。スマートフォンやタブレット、パソコンのブラウザなどだいたいどの端末でも閲覧いただけます。
  • オンライン配信チケットだけでなく現地参加チケットをお買い上げいただいた方みなさまにご利用いただけます。
  • チケットを購入いただいた方に閲覧用のURLと表示するためのパスワードを、当日12時までにお送りします。
  • “info@tsudurikata.life”から来るメールを受信できるように設定をお願いします(お客様の設定が原因で受信できなかった場合のトラブルについて当方の免責とさせていただきます)
  • 1ヶ月間の見逃し配信付きです。10月28日終日までお楽しみいただけます。

登壇者プロフィール

北尾修一 SHUICHI KITAO

編集者・百万年書房代表。 1993年、株式会社太田出版に入社。 『クイック・ジャパン』編集長を23号から50号まで務め、2006年には文芸誌『hon-nin』を創刊。 2017年に独立し、出版社『百万年書房』を立ち上げる。何処に行っても犬に吠えられる。

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