手差ユニッツ
手差ユニッツ、という名前を最初に目にしたとき、リソグラフ印刷をなりわいのひとつとしているぼくの感覚では「印刷好きなアーティストグループなのかな」と想像していました。数年前に刊行された『とうえん』はリソグラフで印刷されていたので半分はあたりですが、実際にはひとりだったことを後で本人から聞いて知りました。田河水泡や長谷川町子を思わせるなつかしい筆致に加え、けして回収されない日常の断片の描き方に、ぼくは手差ユニッツのとりこになりました。
漫画『小さな窓』は、実は当店のリソグラフで印刷されています。だからなんだといわれるとなんでもないのですが、こんなにすばらしい作品を当店で印刷してくれてとてもうれしいです。(中岡)
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