手差ユニッツ
ブンメ・イラーゴはバスを待っている。 村のみんなは自分勝手。 一緒に住んでいるタコばあさんはいつもブンメに口うるさくて、うっとおしい。 はやくここから逃げ出したい! けれど、バス停の時刻表には「バスが来た時が、バスが来るときです」としか書かれておらず…。 果たしてブンメはバスに乗ることができるのか。
素直だけど、わがままにも見えるブンメ。気持ちのやさしいカメシや、声も体も大きいガホンと賑やかに暮らす毎日は、知らぬ間にゆっくり変化していく。 たまに見事なおならを放つタコばあさんは、まるで仙人のような格言も放つ。その言葉は後からじわじわと効いてきて、どこかに書き留めておきたい衝動にかられます。
漫画を描き、リソグラフで印刷して製本する活動をしている手差ユニッツ。シンプルな絵とリソグラフはとても相性がよい!と納得の一冊。
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