ジャグラーのぼうけん 中国・大理編

青木直哉

中国に対して特別な思いはなく、そして訪れる機会もなかったジャグラーである著者が、SNSで偶然目にした「ダーリー・フロウフェスト Dali Flow Fest」というジャグリングフェスティバルの告知に興味を惹かれ、中国・大理(ダーリー)を訪れることを決意する。道中さんざんな目に合いながらも、昆明を経由して大理へと至る。中国政府からの理不尽な仕打ちにめげず、手作りでフェスを企画した主催者の思い。主催者と参加者の役割を超えて運営される会場のあたたかさ。古城(グーチャン/旧市街)で出会った茶屋を営む青年が煎れるお茶の味と、ゆったりとしたお茶の時間。フェスで出会った友人シューと、その家族からの手厚い饗し。

「中国では優しさを見た」

彼とともに旅をしてきた読者は、著者が最後に綴る素直な一文に、おもわず目頭が熱くなるだろう。
2022年に発行した『ジャグラーのぼうけん vol.1』の著者が3年の月日を経てようやく綴る、待望の旅行記。

目次

  • ダーリーどうでしょう
  • 中国へ
  • 入口のない駅
  • タトゥイーン約二時間
  • ダーリーフロウフェストって?
  • 中国のエルフ
  • そう、出ないんだよ
  • ベベとサムの思い
  • エルフは風を読む
  • 中国行けばうまうまご飯
  • グーチャンのふれあい
  • フェスティバルの終わり、ユーシーのシュー
  • まだ気が抜けない
  • 香港で想う
  • 短い旅行記の短いあとがき

著者プロフィール

青木 直哉〈あおき・なおや〉 1991年横浜生まれ、横浜育ちのジャグラーで翻訳/通訳者。著書に『ジャグラーのぼうけん vol.1』(生活綴方出版部)。2020年より本屋・生活綴方店番。

価格 

¥800

+税

在庫あり

出版社  生活綴方出版部
判型   文庫
頁数   52ページ
装丁   中岡祐介(三輪舎)
装画   青木直哉
編集   中岡祐介(三輪舎)