ニューカラー
待望の雑誌「NEUTRAL COLOR」5号が刊行されます。「もっとも個人的なことは、もっともクリエイティブである」というスコセッシの箴言のとおり、今回も極めて個人的なテーマを設定しています。「雑誌づくり」「学校」「仕事」ときて、今回は「言語」。このテーマを取り上げるのは、いつも口数の少ない加藤さんのことを思うとなんとなく理解できます。きっと世界各地のブックフェアで手売りするときにこのテーマを思いついたんだろうなぁ。
手話もしかり、点字もしかり、たとえそれが日本語であっても、結局伝わらなさがついてまわります。 だったら、言語とは伝わらないもの、 と割り切ってしまってしまって、伝達以外の機能があると信じたほうがよっぽどコミュニケーションが面白くなるよなぁとも思います。
《出版社ウェブサイトより》
第 5号の特集は「言語」です。 言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。 グローバル化が進んでもスキップできない。 土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する NEUTRAL COLORS としては探究したいテーマです。 この特集では言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。 いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。 点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。 言語とは「伝えようとするもの」すべてです。 雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。
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