「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。まずは自分が「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。ヨーロッパ及び世界流通へ、飛び込み営業の結果やいかに。美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版に触発される。校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道??。NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。
前書きなど
NEUTRAL COLORSが5000部という部数にこだわるのは経済的な理由による。インディペンデント出版だけで大きな利益を得ることは困難で、編集者はクライアントワークや兼業をしていることがほとんどだろう。5000部は、もしそれが全部売れるのなら出版だけで経営を立てていくことが可能な部数であり、達成できれば中規模出版としてのモデルとなり得る。必要に応じてみんなで集まって印刷したり製本したりアイディアを出しあう。まずは自分がそれを実践し、知見をオープンソースとして示してみる。それが第4号「仕事」特集の意図のすべてである。
できるかぎり収入予測と経費等の支出、雑誌をつくる際の諸々をここに記録し、収支報告をしてエピローグにかえたい。はたして仕事として成立するのか? ひとつ確かなことがあるとすれば、NEUTRAL COLORSという媒体が消えたとしても、つくりたい人がいなくなることはないということ。いつか誰かが拾い上げ、同じような意思を持ち、バトンを受け取ってもらえたらうれしい。
『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。オフセット印刷とリソグラフ印刷を使い、5000冊を手作業と機械でつくっています。一番大切しているコンセプトは「個人の言葉を伝える」こと。インタビュワーが聞きとった格好いいフレーズではなく、本人が自らつづったあわいのある言葉を紙に残します。編集者とグラフィックデザイナーは二人で現地まで出向き、空気感を感じ、そこでの会話、心象風景から、彼らの言葉に応える表現をすることを信条としています。インターネットによるリモート取材やインタビュー、借り写真を用いることを極力排除しています。当然コマーシャル要素は存在しません。
NEUTRAL COLORSの特徴
・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材
・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量
・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷
・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様
オリジナル手刷りトートバッグつき!(なくなりしだい終了となります)
当店の送料はクリックポスト(A4サイズ×厚み3cm以内)=200円×個数で計算します。
カートに入れて計算される送料をご確認ください。組み合わせによっては注文後に送料の調整をさせていただく場合がございますので、ご了承ください。注文完了後に送料を増額する場合はあらかじめメールまたはお電話にて確認させていただきます。
送料をできるだけ安く抑えるためにくふうしております。どうぞご了承ください。