バスが来ない

手差ユニッツ

ブンメ・イラーゴはバスを待っている。
村のみんなは自分勝手。
一緒に住んでいるタコばあさんはいつもブンメに口うるさくて、うっとおしい。
はやくここから逃げ出したい!
けれど、バス停の時刻表には「バスが来た時が、バスが来るときです」としか書かれておらず…。
果たしてブンメはバスに乗ることができるのか。

素直だけど、わがままにも見えるブンメ。気持ちのやさしいカメシや、声も体も大きいガホンと賑やかに暮らす毎日は、知らぬ間にゆっくり変化していく。
たまに見事なおならを放つタコばあさんは、まるで仙人のような格言も放つ。その言葉は後からじわじわと効いてきて、どこかに書き留めておきたい衝動にかられます。

漫画を描き、リソグラフで印刷して製本する活動をしている手差ユニッツ。シンプルな絵とリソグラフはとても相性がよい!と納得の一冊。

価格 

¥900

+税

在庫あり

出版社  手差ユニッツ
判型   B6 版/ペーパーバック(表紙リソグラフ印刷)
頁数   160ページ