たんぱく質

飴屋法水

なぜか生きている
私は
私が

生と死、獣と人、食べること、殺すこと、めぐりゆく記憶
この地球に生まれ、やがて去っていく、私のすがた、この世のはなし
「生」の根源を見つめる演劇作家の集大成!

志賀理江子が、飴屋法水の小説にむけて撮り下ろした写真
およそ30点の写真とテキストが織りなされる、特別な一冊。
あたらしい小説体験。

「人という生き物は、どうして生まれて来たのだろうか
生まれて来る、生まれて来たこれに、いろいろな何かが詰まっている
これをどうしてほしいと思うのだろう
誰かに、他人というものに

誰とどのように関わりたくて、この体には、こんないろいろが詰まったのか
これが、こんな体が、形成されたのか
いろいろな、たんぱく質とかで
焦げるとあの匂いのするたんぱく質とかで」

縦ひらき、本文横組み、判型がA5変形の正方形です。

 

価格 

¥3,200

+税

在庫あり

出版社  palmbooks
判型   A5変型判 ハードカバー上製本
頁数   144ページ