『犬の看板探訪記 関東編』(小鳥書房)刊行記念トークイベント「すでにそこにあるものへの偏愛」(太田靖久✕ わかしょ文庫)

『犬の看板探訪記 関東編』(小鳥書房)の刊行に合わせ、著者の太田靖久さんと本書にゲスト参加・寄稿をしているわかしょ文庫さんのトークイベントを開催します。

概要

「犬の看板」は簡単に見つかるときもあれば、何時間歩き回っても見つからないときもある。そのさじ加減が絶妙なのだ。そうやって出会いを重ねるほどに意外なつながりが見えてきて、ただのコレクションだけにはとどまらない奥深さに気づくことができる。
私は町を歩きながら、「ああ 日本のどこかに私を待ってる犬がいる」と、『いい日旅立ち』の歌詞を少し変えて小さく歌っている。「犬の看板」探訪がきっかけで初めて足を運んだ土地も多々あり、まさにディスカバー・ジャパンである。(『犬の看板探訪記 関東編』プロローグより)

本書には私とゲストの方々が関東地方などを歩き回って発見した「犬の看板」(「犬のふんを持ち帰ろう」と呼び掛けている各市区町村にある美化啓発看板)がオールカラーで全412枚収録されています。

見慣れているはずの風景にあたらしさやおもしさを見出していくこの探訪は、創造的な営みであり、仲間との楽しい時間を過ごすオリジナルの遊びでもあります。

今回は「犬の看板」探訪の活動を通して気づいたことやその魅力などを様々にお話したいと思います。

太田靖久

登壇者プロフィール

太田靖久(おおた・やすひさ)

小説家。2010年「ののの」で新潮新人賞。著書『ののの』(書肆汽水域)、『犬たちの状態』(金川晋吾との共著/フィルムアート社)、『ふたりのアフタースクール』(友田とんとの共著/双子のライオン堂出版部)、『犬の看板探訪記 関東編』(小鳥書房)など。文芸ZINE『ODD ZINE』の編集、様々な書店や図書館での企画展示、「ブックマート川太郎」の屋号で出店も行っている。

わかしょ文庫(わかしょぶんこ)

作家。1991年北海道生まれ。著書に『うろん紀行』(代わりに読む人)がある。『試行錯誤 別冊代わりに読む人』に「大相撲観戦記」を連載中。

開催概要

  • 日時 2025年3月30日(日)17時開場、17:30開始、19:30終了予定
  • 会場 本屋・生活綴方
  • 定員 18名
  • 1800円+税(現地参加のみ)
チケットはオンラインショップでお買い上げください。