トークイベント|日常の営みを冒険に変える。「つくる喜び」を大切にする新百姓の見方

「Capitalism(資本主義)からCreativitism(創造的な生き方)」へを標榜する雑誌『新百姓』の編集長おぼけんさんをお招きしてトークイベントを開催します。

概要・お申し込み

『新百姓』編集部より

わたしたちが生きる現代社会のシステムの根幹には、Capitalism(資本主義)という、「カネ」をもっとも大事にする価値基軸があります。Capitalismのおかげで、わたしたち人類はかつてないほどの物質的な豊かさと、安全で快適な暮らしを手に入れました。にもかかわらず、今なお、働き、学び、暮らす中で、言いしれぬ不安に追われることがあるのはなぜでしょうか?

本当は、もう誰もが心の底から安心して、思いっきり生きることを楽しめるだけの条件が整っているのに、実際には「ただ生きること」すら苦しく、簡単ではないように思えてくるのは、いったいなぜでしょうか?

雑誌『新百姓』は、そのような疑問を抱え、試行錯誤を続けてきた先に、「なぜ人類はいまだに毎日を遊んで暮らせないのか?」という根源の問いを原動力に、わたしたちに刷り込まれてきた「ものの見方」を変える問いと余白を提示する雑誌として、2022年に創刊しました。

カネをもっとも大事にするCapitalismの社会の中では、わたしたちの日常の営みの多くは、カネを介して購買する「商品」になってしまいます。

『新百姓』は、「商品」となってしまった日常の営みを、「つくる喜び」をもっとも大切にするCreativitismの見方で、見つめ直そうとする試みです。そうすることで、「水をのむ」や「米をくう」といった日常の営みに隠れている創造と探究の余白を明らかにし、わたしたちの日々の営みが、無限の試行錯誤と遊びの余地に溢れた冒険の旅へと変わってしまう。毎日行う何気ない営みが、これまでとは全く違うものに見えてくる。そんなきっかけを提示しようとしています。

本イベントでは、編集長おぼけんが、『新百姓』の創刊に至るまでの背景や、「カネ」ではなく「つくる喜び」をもっとも大切にするCreativitismの社会システムづくりに向けて、これからやりたいと思っていることなどをお話しながら、わたしたち一人ひとりが日常の働き方や暮らし方、学び方に対する見方を変えるヒントを参加者のみなさまと一緒に模索し、さらに深めていきたいと思います。

  • 日時  2025年1月21日(火)18:45開場、19時開始、21時までに終了予定
    ※終了時間は前後する場合があります
  • 会場  本屋・生活綴方
  • 参加費 1,000円+税
    以下よりチケットをお買い上げください。

登壇者プロフィール

おぼけん / 雑誌『新百姓』編集長、『新百姓宣言』著者

1982年生まれ。大学で文化人類学を学んだ後、カネにならないという理由で父が稲作を辞めたことから資本主義に疑問を持ち、証券会社に就職。リーマン・ショックでさらに疑問を深め、2010年に退職、世界の経済の現場を巡るフィールドワークへ。2013年に帰国後、相互扶助コミュニテイ形成型の創業支援、Mistletoeにてスタートアップ投資、武蔵野美術大学大学院非常勤講師、おせっかい社かける創業などを経て、2022年、施とともに、ている舎を創業、『新百姓』を創刊。