90歳セツの新聞ちぎり絵展〔まもなく開催 2020.8.7〜8.16〕

 木村セツさんの新聞ちぎり絵をめくっていると、あぁ自分は手を動かしていない、もっと手を動かして生きていたいなぁ、と思います。セツさんのちぎり絵に私達が魅了される理由は、ありあわせの素材と道具を使うことでその創作活動が生活の枠組みのなかにおさまっていることにある気がします。特殊な素材や高価な絵の具は一切不要。身の回りにある素材(新聞)をちぎり、のりや綿棒、ピンセットやカッターといったありふれた道具を使ってダンボールに張り合わせるだけ。美しいものは生活の中にこそ生まれるのだと気付かされます。
 数ヶ月前に本が出版されたとき、これは妙蓮寺のお客さんに合っていると直感し、ぜひ届けたいと思いました。素朴な町並みに、この作品はきっと映える、そう思って5月に企画していました。しかし、コロナ禍のために一度開催を中止していたのです。予定していた時期から3ヶ月ほど経過して、そのときから状況はあまり変わっていないようにも思います。しかし、そんな状況だからこそ、まちなかで楽しんでいただけたら嬉しいです。

※店内が混雑する場合には入店をお待ちいただく場合があります。ご了承ください。

木村セツ
1929年(昭和4年)1月7日奈良県桜井市生まれ。戦争中は学徒動員により、紡績工場で働く。戦後、銀行に勤めるが、家庭の事情で退職。三人の子供を育てながら、養鶏、喫茶店、農業など仕事に励む。2018年末に夫が死去。2019年元旦から長女の勧めで新聞ちぎり絵を始め、ちぎり絵作家、丸田ちひろ作品などに刺激を受け、才能が開花。孫がツイッターで作品を発表すると、精緻でありながらユーモラスで可愛らしい作品の魅力がたちまち話題となり、テレビ出演多数。ツイッターアカウント「90歳セツの新聞ちぎり絵 @setsu0107」はフォロワー数3万人以上(2020年6月現在)。

撮影:佐伯慎亮

  • 開催期間 8月7日(金)〜 16日(日) 12:00~18:00 ※営業日は金土日
  • 観覧無料
  • お問い合わせはこちらまで。

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