「塵」田中晴暇写真展|2021.8.6(金)〜24(火)

写真展 田中晴暇

 

田中晴暇(チンシェン)の写真展を開催します。田中は鈴木理策らを輩出した歴史ある東京綜合写真専門学校の学生で、昨年のコロナ禍に本屋・生活綴方にやってきて、いつかここで個展をやりたいと言ってポートフォリオを見せてくれました。それからおよそ一年。月に1回程度、当店の店番をしながら、今回の展示のために試行錯誤を重ね、準備してきました。

彼女がカメラを向けるのは、自身が住む生活世界(妙蓮寺や白楽など)。我々がふだん目にする世界が、彼女のカメラがどう“スナップ”するのか楽しみだ。

 ステートメント

ある日ご飯屋さんへ行き
そこに自分が話しかけたくなるような人が座っている
あなたは勇気を出して話しかけてみる
そして、色んな話をする
ふとあなたは、自分の行動について考えてしまう
これは、冷静に考えて普通ではない
でもお互いの関係は続いていて

そんな不思議な気持ちのまま
現実なのかわからない
時間が過ぎ

その人とさようならをして、元にいた場所に戻っていく

私にとって写真を撮ることはそういうことだ。初めは、そんな撮影行為に対して不思議さを感じた。そしてそれは、自分が存在していることの曖昧さと同じだと気がついた。スナップショットとは、カメラを使って、自分が見たものと元々あるものとを自分の中で置き換え、再構築することだ。それは自分が存在していることを確かめる行為であると言える。

プロフィール

田中 晴暇 Chinshen Tanaka

1999年生まれ、中国の福建省出身。7歳の時に日本に来てから日本での生活を送っている。現在は日吉にある東京綜合写真専門学校で写真表現を勉強中。趣味は映画鑑賞で、きっかけは一人暮らしを機に家にテレビがない生活となり、その代わりにビデオレンタル店で映画を見始めたこと。なかでも90年代の邦画が好きで、自分が生まれた時代の日本は知らないためそれを知れて面白い。 


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